MERIT DEMERIT仲介売却・不動産買取のメリットとデメリット
不動産を売却するときは、不動産会社へ依頼して市場へ売り出す「仲介売却」と、不動産会社に直接買い取ってもらう「不動産買取」の2種類があります。どちらも名古屋市の不動産会社を通して行う方法ですが、売却する方法やメリット・デメリットが異なります。それぞれの特徴を比較しながら、状況に合った方法で不動産を売却しましょう。
仲介売却
仲介売却とは、不動産会社を通して一般の市場に売り出し、購入希望者を探す方法です。不動産を売却するもっとも一般的な売却方法で、購入希望者が見つかれば不動産会社が仲介して売買契約の締結、引き渡しなどの手続きを行います。
仲介売却のメリット
仲介売却は不動産会社による査定額をもとに売却価格をご自身で決められるため、名古屋市の相場に近い価格で売り出せる点がメリットにあげられます。所有していたからこそ分かる物件の魅力を、付加価値として価格に反映させて売り出すことも可能です。そのため、他の売却方法よりも多くの利益を得られる傾向にあります。
また、不動産会社へ売却を依頼するため、ご自身で購入希望者を探す必要はありません。不動産会社がWEBサイトや住宅情報雑誌など、幅広い媒体で情報を拡散して購入希望者を募ります。複雑な手続きや契約も不動産会社が仲介するため、専門的な知識を有していなくても安心して売却を進められるでしょう。
仲介売却は少し時間がかかっても高く売りたい、条件に合う購入希望者を見つけたいという方におすすめの売却方法です。
仲介売却のデメリット
仲介売却は一般市場から購入希望者を探すため、一定の期間は販売活動を行う必要があります。一般的に売却まで3~6ヶ月ほどかかり、物件の条件や売り出し価格によってはもう少し期間がかかることもあるでしょう。
また、売却が成約すれば仲介した不動産会社へ報酬として仲介手数料を支払わなくてはなりません。仲介手数料は法律で上限が決まっていますが、大手不動産会社などでは満額を請求してくることがほとんどでしょう。
さらに、売却した相手が一般人である場合は契約不適合責任を負わなければなりません。売却後に契約内容にない不具合が見つかった場合、補修や賠償責任などの責任を負う必要がでてしまいます。ただし、売却する前にきちんと物件の状態を把握して整理しておくことで、契約不適合責任を負われる可能性はグッと下がります。
不動産買取
不動産買取とは、不動産会社が買主となり直接不動産を買い取る方法です。購入希望者を探す必要がないため、仲介売却よりもスピーディーに売却できます。不動産会社の提示する査定額に納得できれば売買契約を締結し、早ければ数日で決済から引き渡しまで完了します。
不動産買取のメリット
不動産買取は不動産会社が直接買い取るため、売却が完了するまでの期間が短いことが大きなメリットとしてあげられます。売買契約の手続きは買主となる不動産会社が進めますが、自社が買い取るため仲介にはあたらず、仲介手数料が発生しません。
また、不動産会社が買主となるため、一般人へ売却するときの契約不適合責任は問われません。物件に残留品があったり後に不具合が発生したりしても、売主が責任を負う必要がないのです。相続した不動産に残留物がある、所有している不動産が遠隔地にあり管理ができず状態が悪いなどの場合でも、不動産買取であればスムーズに売却できます。
さらに、査定額に納得できればすぐに売買契約を締結するため、WEBなどの媒体を使った販売活動は行いません。そのため、周囲の人に売却していることが知られる可能性がとても低くなります。
不動産買取のデメリット
不動産買取は、購入した不動産をリフォームやリノベーションを施して付加価値をつけ、再販売することを前提に買い取ります。そのため、修繕費用や事業経費を想定した買取価格となり、仲介売却よりも売却価格が低い傾向にあります。買取価格は名古屋市の相場よりも2~3割ほど安くなってしまうと考えておきましょう。
また、不動産の状態によっては買い取ってもらえないケースもあります。買主である不動産会社は、購入した不動産に付加価値をつけて再販売することが目的です。そのため、売却予定の不動産の老朽化や破損が著しく進んでいて、修繕を加えても再販売が難しいと判断された場合は、買い取りを断られることもあるでしょう。ただし、建物の一部が破損していたり、室内の使用状況がよくなかったりする程度なら買い取ってもらえることも多いため、まずは気軽に相談することをおすすめします。
ピックアップ!オークション買取とは?
不動産のオークション買取とは、不動産を売りたいと思っている人が購入希望者を広く募集し、買いたいと思う金額を申し付けてその最高額を提示した人と売買契約を成立させる取引形態です。
オークションというと不動産の競売をイメージされるかもしれませんが、競売は裁判所が実施するオークション形式の取引のことで、債務不履行などによって差し押さえられた物件に対して行われます。
不動産オークションは民間の企業がインターネット上でサービスを提供しているもののため、「競売」とは異なります。
一般的に、仲介売却は不動産買取より高く売却することができ、不動産買取は仲介売却より早く売却することができます。不動産オークションを利用事により、仲介でのメリット、買取でのメリットの双方が得ることができる場合があります。
不動産オークションで高額売却を狙うには、信頼できる不動産オークションを運営している会社を選ぶことが大切です。当社では不動産オークションにも対応していますので、不動産オークションをお考えの方もお気軽にご相談ください。